お腹を温めると健やかに育つ~不妊・不育はまず温めることから!
助産師 白濱奈々子先生
*助産師として妊婦の健康管理に役立てるため、整体施術も行う。
最近の妊婦には特に冷えが多く、それが原因で妊娠トラブルに
つながると考える。
2008年、THB光温浴と出会い、妊婦の健康と元気な赤ちゃんを
産むために大切なのはこれだと思い、自らが光温浴サロンを開業。
これまでの助産師経験の中で不妊や妊娠トラブルが多い人に
共通することが分かっています。
それは"体の冷えがすべてのトラブルを作る"ということです。
たとえば切迫早産で入院している人は、アイスクリームが大好き
だったり、
腰痛を繰り返す人は冷たい牛乳や氷をバリバリ食べるのが好き
だったり。
せっかく妊娠しても切迫流産、腰痛、切迫早産、早産、子宮内胎児発育不良、
むくみ、妊娠高血圧症候群、逆子、帝王切開、前置胎盤、分娩時の多量出血、
母乳分泌不良など、あらゆる妊娠期のトラブルはすべてが"体の冷え"と直結
しています。つまり冷血症候群のようなものです。
冷えているということは筋肉が硬い(筋腫を持っている人も多い)。
お腹も腰も硬く、下肢の循環も悪い。
子宮も冷たく、そういう人に限って冷たい物を好み飲食しているケースが
多く、するともっと硬く冷えていきます。
赤ちゃんはエネルギーの塊だと私は思います。
このエネルギーは胎盤を通ってくる血液から供給される酸素と栄養、
そして子を宿す母とその家族の"想い"です。
このエネルギーの塊を維持するのに必要なのは、
1 温かいお腹
2 お椀のようなまあるい骨盤
3 真綿布団のようなやわらかい子宮
この3つの要素が良好な妊娠環境を作ります。
お母さんが食べたものは母体の血となり肉となり、赤ちゃんの体を
作っていくものです。
そしてその栄養や吸った空気の中の酸素は、母体の細胞のすみずみまで
血液で運ばれなければなりません。そのためには温かい血液が必要です。
温かい血液があってはじめて末端の細胞にまで栄養と酸素が行き届きます。
そしてもうひとつ、注目してほしいことがあります。
それは赤ちゃんの第一啼泣(最初のオギャー)です。
これは単に泣いているのではなく、肺胞液を押し出すためです。
つまり排泄が先で、そうして初めて息を吸えるのです。
人体は生まれた瞬間から"排泄が先"になるようにできています。
お腹を温めると健やかに育つ~不妊・不育はまず温めることから!
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